北研で購入できるきのこの種菌・栽培ガイド

★北研901号(登録品種 CA901)

1番発生から全収量の7割程度が発生する豊産型品種です。

★:利用制限有り(海外持出禁止)(農林水産大臣公示有)

特徴

・形状は中型・中肉で肉質が非常に硬く、ずっしりと重い。
・回転力をより重視する栽培に適している。
・培養は積算温度1,400℃~1,800℃が目安で短期間で完了する。

北研901号は短期培養および発生が豊産型である特長を活かし、高い回転率と収量を両立した栽培ができます。商品として扱いやすい中型サイズのきのこが多く発生するため、利益につながりやすい品種です。菌床を少数ずつ1日おきにカットすることで常時一定の収穫量を確保でき、安定した生産・出荷体制をとることができます。ただし適した培養日数を過ぎると芽数が適量を超え、きのこ品質の低下を招きます。

菌床栽培上のポイント

北研901号は空調全面栽培が適しています。基本的に発生前処理は不要ですが、1番発生の芽数調整のために、予想される適正培養日数の2週間程度前から1週間毎に5菌床程度をカットし、芽数やきのこ形状を観察します。予備カットをする目安のタイミングは、シイ主体培地では培養60日と70日、コナラ主体培地では培養70日と80日です。
発生管理温度は13~18℃の範囲で定温管理、または13~20℃の範囲で変温管理とします。変温および定温発生のいずれの場合も、収穫後の休養は20℃~23℃の範囲内で行い、1番発生後は2週間、2番発生以降は1週間の休養期間を取ります。
発芽処理は浸水が適していますが、難しい場合は注水を実施します。

発生温度

13~20℃(中高温性)

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