きのこ生産販売
事業部 赤坂さん
きのこ生産販売事業部 赤坂さんの1日
|8:00
準備
7:30出社。一日の予定とメンバーを確認して作業準備に入ります。まず最初にオガの水分量を手で確認。一番頼りになる計測器は自分の手です。次に使用する各機器類が正常に動くか確認して、仕込作業に備えます。
8:00|11:00
仕込
仕込作業は3人で行います。私は主に窯入れと、各工程が順調に流れるように監督。他の2人は菌床の袋折り。一見簡単そうですが、素早くきれいに織るのは結構難しい。ベテランパートナーの皆さんはとても頼もしいです。仕込みが終了したら使用した機械類は毎回掃除。途中で一人は接種準備に入ります。
11:00|14:30
接種
前日釜出しした菌床を、接種する人、培養棚に載せる人、フォークで培養棟に運搬する人に分かれて接種作業。私は主にフォークを担当します。ここで初めてシイタケ菌が登場。雑菌が入ると全て台無しですので、皆さん責任感を持って作業を行っています。私は合間を見て、翌日の仕込み準備や培養棟のチェックも行います。
14:30|16:15
菌床カット
接種が終わったら、次はカット作業。接種してから約4か月間、温室でぬくぬく育ってきたシイタケ君達が初めて下界にデビューする瞬間でもあります。カッターで切られ、冷水を浴びせられの、なんとも気の毒なデビューです。その刺激にびっくりして、立派なシイタケに育って下さい。
16:15|17:00
釜出し
午前中に窯入れした菌床の殺菌が終了するので、今度は釜出しです。釜内はとても暑く、まるでサウナ状態です。釜出しは汗をかくのでさっさと帰りたいのですが、まだ仕事が・・・。
17:00
事務処理
事務関係が殆ど出来ていないので、それを済ませて一日が終了。車通勤ですので、お気に入りの音楽を聴きながらの帰宅です。近くに馬頭温泉郷がありますので、そこで一日の汗を流してから帰宅するなんてこともできます。ちなみに、馬頭温泉はアルカリ性でヌルヌルした、いわゆる美人の湯といわれる泉質です。
18:00
この会社に就職した理由
前職でも菌床製造をしていましたが、営業の方から転職のお誘いが・・・。50歳を過ぎた私に、断る理由はありませんでした。採用してくれた会社に感謝。いい会社です。
この仕事をして一番うれしかったこと
作った菌床を褒められることが、やはり一番うれしいですね。判らないことばかりですが、少しでも他人に伝えられる形で菌床製造の技術を上げられたら、と思って仕事をしています。
就職活動中の学生さんにアドバイスを一言
先の見通せない時代、「手に職をつける」ことは重要です。ここ馬頭工場では、菌床製造~出荷までの一連の業務を身につけることが出来ます。そしてそれは、”いざ”という時、大きな武器となります。そんなことを考えながら就職活動をされても良いのでは、と思います。